モーツァルトの生誕地として知られ、夏の音楽祭で名高いザルツブルグへは、
カプルンの隣町 ツェル アム ゼー から 列車で2時間足らず。
ということで、スキーの疲れが出はじめた、滞在5日目に中休みを取って出かけた。
霙のちらつくあいにくの天候だったし、下調べもほとんどなしだったが、
モーツァルトが青年時代を過ごした家、大聖堂、ホーエンザルツブルグ城の見所3箇所だけは
一応押さえた。
って、まったくのおのぼりさん状態ですな。

城からの市街展望

小高い丘の頂上にある城へはケーブルカーで登る。
歩いて上る人も見かけたが、とてもその気になれなかった。
帰りだけはだらだらと徒歩で降りた。
街を二つに分ける川はザルツァッハ川

大聖堂

ザルツブルグ

 

ホーエンザルツブルグ城

起工を11世紀に遡るという城は、いかにも堅固な城塞という感じ。
信じられないほど急な坂、狭い階段、頑丈な鉄格子で守られた窓は小さく暗く、
住み心地は相当に悪そう。
われわれは、当時の最高権力者の何倍も良い暮らしをしているのがわかる。

城外からの物資搬入口
敵の侵入に備えて
何重もの関門がある

階段
こけら葺きが美しい
保存修復が行き届いている

銃眼(狭間)
壁の厚さがわかる
さぞかし中は暗かろう

天井画
暗いけれど
ストロボははばかられるので
台の上にカメラを上向けに
固定して撮った

華麗な祭具やパイプオルガンより
こんな情景が好き

墓地
オーストリアの墓地は
錬鉄の墓碑が美しい
クリスマス直後なので
どの墓も花とろうそくが
捧げられている

マリオネット売り
ダチョウのような、しょぼいマリオネット

ザルツァッハ川を見守るライオン
ちょっと寂しそう

マックの看板も
古都では斯くの如く格調高い

市内点景

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