最後のお目当て ソフィア王妃美術館の「ゲルニカ」は休館日で見られなかった
アトーチャ駅でコインロッカーの荷物を出し、タクシーで空港へ
今度のタクシーはひどく汚くて心配したが、運転手のおじちゃんは見かけによらず律儀で、領収書を書いて
「これが荷物チャージで、これがステーションチャージで、これが空港チャージです。」って
パンフレットの料金表まで見せて説明してくれた
さっきの怪しい兄ちゃんの料金も正当だったと判明 疑ってゴメン
かくして無事アムステルダム行きのKLMに搭乗
スペイン旅行は終了したのであります
二階建てバスで市内観光
建物が美しい ファサードの天辺に目立つ彫刻を据えるのがスペイン風かな
スペイン最後ということで、お土産ハントにも力が入り、スペインの三越 El
Kort Ingle の食料品売り場に突入
Takaさんオリーブを各種購入 重いのに〜
駅まで乗ったタクシーのお兄ちゃんがやたら喋りかけてきて(ちんぷんかんぷん)なんだか怪しく
メーターと違う料金を請求するので、慣れたはずなのにやっぱり怖い
アトーチャ駅からプラド美術館は歩いて5、6分
切手をお土産に頼まれたKaoちゃんがTakaさんと郵便局へ行っている間、美術館の前で待っていた
日本人熟年観光客の一団が見学を済ませて出てくると、絵葉書売りのおっちゃんが近づいて
「絵葉書どうですか、安いよ。働けど働けどわが暮らし楽にならざりじっと手を見る。買ってください。」
「日本どこから来ました?大阪?大阪の人けちね。でも名古屋はもっとけち。」
「雀の子雀の子そこのけそこのけお馬が通る。わたし泥棒ではありません。怖くないです。嘘ではないです。絵葉書安いよ。」
もうずっと喋り詰め おじさんもおばさんも爆笑苦笑で結構買っていた
恐るべしスペイン商魂!
肝心の美術館は 思ったよりこじんまりしていて見やすい
お目当て第一番はヒエロニムスボス なぜかここが一番たくさん持っているのだとか
ロッテルダムで大展覧会をやったときは、絵の保護のためものすごく暗くて、見づらかったが、ウィーンアカデミー美術館以上に明るくて大感動
グレコが多かったが、好きなのは「無名人の肖像」のみ お目当て二番目のゴヤは再晩年の「黒い絵」群が素晴らしい
老いて後の進境は北斎並
ベラスケスの「キリスト磔刑」は数ある磔刑図の中で一番好きかも (まだ見ぬグラスゴーのダリを除けば)
昨日乗ったAVEでマドリッドに戻り、スペイン最後の日を過ごす
構内にある実物大のブロンズ
ここに座って、お土産ハントのTakaさんとKaoさんを待っていたが、隣にいた田舎から出てきた風のおじいちゃんが、えらくウ○チ臭くて閉口
あれはなんだったんだろう
アトーチャ駅は駅の構内にこのような植物園があり、不思議な雰囲気
ヨーロッパでも有数の危険な駅と言われていたが、2003年の列車爆破テロ以来厳しくなった警備と、AVEの開通などによって汚名は払拭された感じ
ただし、この右奥にあるコインロッカーの辺りに行くと、目つきの悪い男たちが所在無げにたむろしていて不気味
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